第30回 - 第50号 - 2007.7.1刊

図書館あれこれ


専門基礎学科 岩田 克彦 


 私が現在よく使う「図書館」は、次の3つ。

 まず、住まいから自転車で10分の新宿区立中央図書館。9つある区内の各図書館だけで
なく、他の区市及び都立図書館等からの借用も可能である。また、豊富なCDの貸出しも魅力
である。
 次に、住まいから電車・徒歩で約30分の労働政策研究・研修機構の労働図書館。労働関
係の文献は、あらかた手にとって見ることができる貴重な存在である。レファレンス・サー
ビスも充実している。

 そして、通勤帰りにも立ち寄ることができる新宿ジュンク堂書店。店中、高い書架を図書
館のように並べ品揃えが豊富な上に、ベンチを多く備えており、本屋ではあるが図書館のよ
うに使っている。

 さて、職場の能開大図書館。職業訓練分野、及びその周辺領域の必読文献を確かな目配り
で揃えている。本校にない図書について、所蔵する大学図書館等(国会図書館も含む)を調
べてくれて、そこから借り受けることもできる、などのサービスもありがたい。しかし、利
用者が今ひとつ少なく、もったいない思いがする。

 先の3つの「図書館」利用体験から、@CDの充実など本以外での利用者拡大、A能力開発
研究センターと連携したレファレンスサービスの一層の充実、B書架の間にいすを置く、等
による図書館の魅力アップを提案したい。

 5月後半の日曜日、ある大学の学園祭に出かけた。その折、大学図書館を見学した。あち
らこちらに、パスツールの胸像、ショパンの手の複製などがさりげなく置かれ、独特の歴史
を感ずる図書館である。一番印象的であったのは、キャンパス一面、学園祭特有の音楽バン
ドの大音声が鳴り響く中、図書館の中は大変静寂で、多くの学生が学園祭など関係ないとば
かりに自分のペースで勉強にいそしんでいたことである。

 今後も、それぞれの図書館の利点を活かし、異空間である独特の雰囲気を享受しながら、
教育・研究に役立てていきたい。